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「悲しみ」について精神分析する 4

最初は、神戸市にお住いの方用の情報です。


うつ病・認知行動療法セミナーのご案内

 ~こころのエクササイズ研修~

現在、うつ病(気分障害)で医療機関に通院中の方で、
治療により病状が安定している方を対象としたセミナーです。

日常のストレスにうまく対処できるように、セルフコントロール
の方法として認知療法・認知行動療法の基本を一緒に学びませんか。

場所:神戸市こころの健康センター 大会議室

   神戸市中央区東川崎町1丁目3番3号 神戸ハーバーランドセンタービル9階

対象:神戸市在住の方で、うつ病(気分障害)の治療中で、主治医の了解がある方

参加費:無料

内容:講義とワーク 時間は、毎回、10:00~11:45

第1回 平成26年1月29日(水) うつ病と治療、認知行動療法導入セッション
第2回 平成26年2月12日(水) 自動思考を学ぼう、リラックス法
第3回 平成26年2月19日(水) 考え方のくせを知ろう、リラックス法
第4回 平成26年3月12日(水) バランスのよい考え方、リラックス法
第5回 平成26年3月19日(水) まとめ(セルフコントロール)

申込方法:神戸市こころの健康センターまで、電話でお申し込みください。
(申し込み者多数の場合は参加をお断りする場合があります。)

申し込みにあたり、事前に主治医にセミナー参加についての了解を得てください。

締め切り:平成26年1月15日(水)

<お申し込み・お問い合わせ先>
神戸市こころの健康センター うつ病・認知行動療法セミナー 担当
TEL(078)-371-1900
(受付時間 8:45~12:00 13:00~17:30 土・日・祝日を除く)



精神保健福祉セミナー(家族セミナー)のご案内

神戸市在住の、精神疾患をお持ちの方のご家族を対象にしたセミナーです。
病気に関する基礎知識や、ご家族の対応の仕方、
ご家族のメンタルヘルスについて、一緒に学びませんか。

1.日時・内容
(4回連続講座となっていますので、出来るだけ4回通して出席してください)

             時間は、毎回、9:30~11:30

     第1クール
      
第1回 1月17日(金) 病気の基礎知識
第2回 1月24日(金) 治療について
第3回 1月31日(金) 家族のメンタルヘルス
第4回 2月14日(金) ともに暮らす

2.開催場所は、神戸市こころの健康センター 大会議室です。

3.対象者
  統合失調症やうつ病などの精神疾患をお持ちの方のご家族
 (家族向けのセミナーですので、ご本人の参加はご遠慮ください)
  参加無料。


4.申し込み方法

  神戸市こころの健康センターへお電話で、1月16日(木)
  までにお申し込みください。

・講師は、内容によって精神科医・精神保健福祉相談員などを予定しています。

・各回、前半は講義、後半はグループワークです。

・個別のご相談については、お住まいの区役所・支所の
「あんしんすこやか係」にご相談ください。


垂水健康公園からの景色


「悲しみ」を精神分析する の続きです。


ビクトール・フランクルの強制収容所体験と生きる意味

( ↑ リンク先は、Wikipediaです。 ) 


・収容所( ≒ 人生 ):生きる意味を問うのではなく、
 問われている = 生きる意味を示す責任。

・死 = 生の完成。

・死後 = 精神的[霊的]人格 ( ≒ 思い出・影響 )が残る。

・死後生とは区別。物理的なものとは無関係。
・死があるからこそ、生の一瞬一瞬がかけがえのないものとなる。


香山先生が、3年前に、「徹子の部屋」に出演した話がありました。

アメリカの戯曲(演劇) わが町 について。

戯曲の内容は、アメリカの20世紀前後の話で、3幕あるそうです。
2つの家族の物語です。

割愛しますが、私が聞いた限りでは、あまりハッピーエンドではなかったです。


    「演劇として見る分には、興味深いけれど、
     楽しく笑って観られる舞台ではないなぁ」です。
     おもしろいはおもしろいのですが、
     抱腹絶倒ではないという意味です。
     日本語は難しいです。


 ※ここまでで、時計をふと見ると、15時25分でした。
  一部、キーワードしかメモできていない箇所があります。
  長い記事になりましたが、もう少しだけ、お付き合いください。

  
かけがえのない日常 → 墓場

夜と霧 みすず書房

フランクルの著作 それでも人生にイエスと言う


問題提起

・「喪失」や「悲しみ」その乗り越えは、それほど厳格なものだろうか?
  それほど厳格・厳密なものだろうか?

・もう少し緩やかなもの、個別のものと考えてもよいのでは?


小林秀雄「感想」

お迎え現象(岡部健 医師)

( ↑ リンク先はgoogle検索です。 )


・死が近い人の少なくとも42.3%が経験。

・すでに亡くなった家族や知り合いが出てきた人 52.9%

・その他の人物 34.2%

・お花畑や仏、光、川などが出てきた人 10%以下


岡部医師 曰く

「お迎え」体験をした患者は、ほぼ例外なく穏やかな最期を迎える。


「悲しみ」の中にも、「可笑しみ」「懐かしさ」といった様々な感情があります。

「大震災の津波で犠牲になった家族の遺体を囲んで、
 思い出話をするうちに …… になった」


まとめです。

・「悲しみ」の研究の多くは、「乗り越え」研究だが、
 乗り越えられない悲しみもある。

・悲しみの感情は、複雑、怒り、諦めだけではなく、
 可笑しさ、懐かしさも含まれる。

・あいまいさも必要。
 すべてを語ったり、解き明かしたりする必要はない。

・語られない「悲しみ」にも、寄り添う「共感力」は必要。

お互いに対して、思いやりを持って生きていきましょう


ここまでが、講演会を兼ねた公開講座の内容でした。


垂水健康公園からの景色



質疑応答 Q&A の時間がありました。
2人が質問をされていました。

そのうちの1人は、ストーカーについて、尋ねていました。
また、香山先生ご自身は、どう悲しみを乗り越えたのか?
または、これから受け入れていくのか?

という内容でした。

その答えについてですが、

香山先生が、患者さんを診ていて感じたことを、例に挙げて、
回答なさっていたように思います。

印象的だったのは、


親との関係が悪い場合、人は悲しめない。
親が死んで悲しいことは、幸せなことなのだ、と。


 ※私は、この箇所が、強く心に残りました。


1~4 神戸芸術工科大学の講演会を兼ねた、公開講座でした。

貴重なお話を、どうもありがとうございました。
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