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いなごの甘露煮

8月も終わりに近くなってきました。
8月が終わるということは、今年の夏もそろそろおしまいということです。

夏が終わる前に、カマキリの主食であるイナゴを食べてみたいと思います。
いなごの甘露煮です。春に下部温泉で買い求めたものを、今夜食べてみました。
いなごの甘露煮
茶碗によそったご飯の上にあるのが、イナゴです。
公園や草原でよく見かけるイナゴ。(;´д⊂)
イナゴちゃんを食べるのは、私は初めてです。

感想ですが、予想していたよりも乾燥しています。ジューシーさはほとんどありません。
やや香ばしくて、甘口です。ピリッ、と辛くしてみても良いかもしれません。
いなごの甘露煮
食糧難の時代、イナゴは貴重なタンパク源だったそうです。

見た感じでは、セグロイナゴに似ていますが、
コバネイナゴまたはハネナガイナゴかもしれません。
佃煮になると分かりづらいです。
いなごの甘露煮
賞味期限をすぎておりましたが、ちゃんと保存していましたので大丈夫です。
いなごの甘露煮
20頭ほど頂きました。明日の夜も食べるつもりです。

昆虫は非常に栄養価が高く、グラム当たりに換算すると畜産動物の肉類と比較して遜色はなく、
むしろ水溶性タンパク質や脂質構成成分である脂肪酸などは、魚油に匹敵するものがあります。
 人類は、昔から昆虫を食べ、紀元前10世紀頃の中国、周代の書『周礼』には、
アリで人をもてなした記録が残っていると言います。またアフリカ諸国や南米アマゾン、メキシコ、
メラネシアなどの熱帯、亜熱帯地域の多くの人々は、現在でも昆虫を常食としています。
 アフリカでは、サバクトビバッタ(飛蝗)が大発生し、農作物を食い尽くす被害をもたらすことが
ありますが、こうした時には農作物の代わりに、このバッタを緊急食料として食べ、
飢饉の軽減や動物性タンパク質の補給に当てることが知られています。
さらにアジアにおいても、ベトナム、タイ、中国でタガメを食べたり、
中国、東南アジアなどでセミを食べるというように、世界中で昆虫食は一般的なものになっています。
 いっぽうヨーロッパでの昆虫食は、ポピュラーではありません。
それは「食べたくても、食べる虫がいない」ためで、アジアや亜熱帯地方のように
昆虫が多数生息していたら、昆虫は食されていたでしょう。
(人が学ぶ昆虫の知恵 普後一 著 東京農工大学出版会 P.120)

世界で食用にされる昆虫の種類は、1,200種類にものぼるそうです。
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Comments







非公開コメント
これは平気です
こんばんは。いつもご多忙の中、お世話になっております。

イナゴは祖父の実家の三河で、平気で食べてました。生きてるイナゴを知らないからですが…。

車のワイパーにとまったカメムシには大騒ぎです。郡部では今年も大発生。カンカン当たってきましたよー。
2014-08-31-20:12 つねまる
[ 返信 * 編集 ]
つねまるさんへ
コメントありがとうございました。
イナゴを食す地域とそうでない地域とはっきり分かれそうですね。
食べられることは以前から知っていましたが、
店頭では販売されていなかったことと、食べる勇気がなかったです。
苦味もなくて普通に食べられるのですが、複数を頬張ると、
脚が残って少し邪魔に感じます。
カメムシは刺激しなければ大丈夫です。
いじめたりすると相手も怒ります。
2014-08-31-23:16 らいとNGC7000
[ 返信 * 編集 ]