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トリケラトプス展3


アルバロフォサウルス Albalophosaurus

左の2点が、アルバロフォサウルスの一部の化石です。
頭骨左側の半分程度の骨が保存されており、上下の顎や歯を観察することができます。

丹波篠山市の篠山層群の脊椎動物の化石のパネルもご覧ください。
篠山層群は、白亜紀前期の地層です。

アルバロフォサウルスは1998年に石川県白山市(旧白峰村)の
桑島化石壁の白亜紀前期の地層から発見された恐竜です。

桑島化石壁は、手取川流域にあります。
かつて柴田勝家率いる織田軍が上杉謙信に
コテンパンにやられた古戦場のもっと上流です。

手取川の戦い


アルバロフォサウルス Albalophosaurus

発見当初は歯の形態の類似性から小型の鳥脚類恐竜ヒプシロフォドン
近い仲間だと考えられていました。上顎骨歯の歯冠面中央が稜のように
ふくらんでいることや、下顎の縁の骨が張り出しているように見え、
そのため下顎骨歯が内側に並ぶような形態となることなどが特徴です。
2009年に学名がつけられましたが、その際の系統解析の結果、
ケラトプシア類のプシッタコサウルスに近い仲間であることが分り、
近年の研究でもこの結果が支持されています。(T.O.)

アーケオケラトプス Archaeoceratops

アーケオケラトプスの全身骨格です。

アーケオケラトプス Archaeoceratops

アーケオケラトプスは、中国甘粛省の
白亜紀前期の地層であるシンミンバオ層群から見つかった、
全長1m程度の小型のネオケラトプシア類です。
頭骨は長さ15cmほどです。

ケラトプシア類 胴椎

ケラトプシア類 胴椎の化石です。

もっと原始的なケラトプシア類であるインロンや
プシッタコサウリア類とは異なり、
ネオケラトプシア類では、後頭部にフリルが発達します。
アーケオケラトプスのフリルはまだ小さいですが、
後頭部が顎関節よりも後ろに張り出してフリルを形成しています。

アーケオケラトプスを含む原始的なネオケラトプシア類や、
もっと原始的なケラトプシア類では、目の前方に眼瞼骨(がんけんこつ)
と呼ばれる突起があり、眼球の上を覆うように伸びていました。
今のところ前肢は見つかっていませんが、二足歩行性だったのではないかと
考えられています。シンミンバオ層群から見つかる大型植物食恐竜は、
竜脚類や大型の鳥脚類、テリジノサウルス上科類などが知られています。(S.F.)

ケラトプシア類 頭骨

ケラトプシア類 頭骨の化石です。

ケラトプシア類 頭骨

ララミディア大陸へ進出する前のケラトプシア類は、まだ小さかったのです。
白亜紀の後期に急速に大きくなります。
急速といっても何百万~千万年もの時間をかけて大きくなるのですが、
トリケラトプスが登場するまで、しばらくの時間をお待ちください。
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Comments







非公開コメント
こんばんは
地層から発見された恐竜
発見された方は感動されたことでしょう
アーケオケラトプスの全身骨格
実際 見てみたいですね
2021-08-17-21:23 トマトの夢3
[ 返信 ]
トマトの夢3さんへ

コメントありがとうございました。

発見した人はうれしかったでしょうね。
見つけた後も、地道な努力と作業が待っています。
傷つけないように現場で掘り出す人がすごいですね。
その後、長い時間をかけて、岩の中から取り出すクリーニングです。

全身骨格を見た感想は、骨だけだと意外と細い感じ。
大きさも1メートルですから、恐竜としては可愛いです。
2021-08-17-22:11 らいとNGC7000
[ 返信 * 編集 ]
恐竜についての研究も、進んでいるようですね。
上野の国立科学博物館でやっていた恐竜展を観たことがありますが、大人気で、チケットが取りにくい状況もあったようです。
恐竜が大好きな子も、多いですね(^O^)
2021-08-18-06:47 utokyo318
[ 返信 * 編集 ]
らいとNGC7000
utokyo318さんへ

コメントありがとうございました。

恐竜についての研究は昔に比べてずいぶんよく分かってきています。
発掘される化石が増えたことと、各世代に渡って見つかっていること、
これまで手つかずだった地域のものがどんどん明らかになっているからだと思います。
東京や横浜は美術館の展覧会が人の壁で見られないくらいに集まりますからね。
同じく博物館も人気があってもおかしくないです。
大阪は … まだカメラを構える余裕がありましたよ。
2021-08-18-15:41 らいとNGC7000
[ 返信 * 編集 ]