わけあって絶滅しました。展 古生代の生物
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地球ではこれまで5度の大量絶滅事件が起きました。
オルドビス紀末の大絶滅(約4億4400万年前)
デボン紀末の大絶滅(約3億7200万年前)
ペルム紀末の大絶滅(約2億5200万年前)
三畳紀末の大絶滅(約2億100万年前)
白亜紀末の大絶滅(約6600万年前)

「生きている」とはどういうことでしょうか?
定義の説明です。

酸素から逃げて生きのびた古細菌がいました。
古細菌は、現在も深海の400℃の熱水や強酸性の泉の中で暮らしています。

命の始まりはどこでしょうか?という問題です。
はっきりとしたことはまだ解明されていません。

地球に生命が生まれたのは、40億年前といわれていますが、
化石が多く見つかるのは、ようやく古生代になってからです。
古生代とは、5億4100万年前から2億5200万年前の時代をいいます。


古生代のカンブリア紀になると、生物が爆発的に増加しました。
カンブリア大爆発といいます。
このときに現在の生物の祖先の原形が現れました。

アノマロカリス 全長1メートルです。

現地では、触手のようなものを、動かしていました。
頭から生えているので、触角かな?
ゆっくりとした動きですが、獲物をとらえるときは、素早かったのでは?
でも、こればかりは見た人もいない時代なので、わかりません。


カナダにあるバージェス頁岩では、カンブリア紀の生物の化石が大量に見つかっています。

ハルキゲニアは、棘の維持がきつくて、絶滅したと考えられています。
最初は敵を撃退するのに役立った棘が、邪魔になって生きていくのに
支障をきたすようになったという話です。
身の丈に合った生活をすべきだった … ( ノД`)…
って、現代にも通じますかね?
あくまで学説の一つですから、この先、新しい発見があるかもしれません。

オパビニアです。全長5センチですが、拡大、巨大化して展示しています。
肉食だったと考えられています。
オパビニアよりも小さい生物を襲っていたのでしょう。
オパビニアの分類について、激しい論争が行われてきました。


世界規模の火山活動 「スーパーブルーム」についての解説です。

シアノバクテリアの解説です。
シアノバクテリアは様々な生態系において一次生産者として重要な微生物です。
海水や淡水 中に多く存在しますが,砂漠などの乾燥した環境、高温、低温、
高塩濃度環境といった極限環境に 生育するものや動物や植物, 菌類と共生するものもあります。
現在、地球上の様々な環境に広く分布しています。


左は、縞状鉄鋼 オーストラリア産
右は、ストマトライト アメリカ産 約20億年前のものです。

ディッキンソニアです。
プニプニすぎて絶滅しました。
化石に残るくらいですから、少しはコリコリしていたかもしれません。
絶滅してしまったので、実際はどんなだったのかはわからないままです。

ディッキンソニアの化石のレプリカです。


「わけあって絶滅しました。展」 後日、続きます。
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コメントありがとうございました。
お土産について書くときに、鉱石の様子も記述しましょう。
絶滅した規模はそれぞれ大きなものですが、恐竜が絶滅した
白亜紀後期が一番有名ですね。
小惑星由来の、K-Pg境界層のイリジウムを調べることによって、
判明した事実です。
メキシコ湾の付近に大きなクレーターの跡の湾がありますが、
そこに落ちたのではと考えられています。
ギベオン隕石は本体以外にも破片がたくさん見つかっているようですね。
組成を調べれば、本物かどうかがわかります。
他にも隕石は販売されていることがあるので、
記念のお土産にもちょうどいいですね。
人間は地球で繫栄して安泰だと思われてきましたが、
近年は経済活動を優先するあまり、環境をないがしろにし、
そのせいで人間自らが滅んでいくのでは?とも言われています。
そうならないように、地球の環境を大事に守っていくことが
大切だと思うのですが、世界経済はそういう方向へは
なかなか動いて行かないですね。
困ったものです。
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