わけあって絶滅しました。展 4
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マメンチサウルスは、体長35メートル、竜脚類の恐竜です。
長い首が体長の約半分を占めるという特徴があります。
ディプロドクスも、体長32メートルある、巨大な竜脚類の恐竜ですが、
尻尾が長いことと、他の竜脚類の恐竜に比べて、口の前半に鉛筆状の
歯を持っていたという特徴があります。
独特の歯で樹木の葉を櫛(くし)で漉(す)き取るように食べていたと推測されています。
長い首と尻尾は、強力な靭帯(じんたい)による吊り橋構造で支えていたと考えられています。
骨盤からのびる太い靭帯で、長い首と尻尾を引っ張ることでバランスを取っていました。
また、尻尾を鞭のようにしならせて振り回し、敵を撃退していたという説もあります。


マストドンサウルスは淡水域に住む両生類です。体長は6メートルもありました。
名前が、~サウルス となっていますが、トカゲではありません。
化石発見時には恐竜(爬虫類)では?と考えられていたため、この名前になりました。
乾期に弱く、絶滅しました。

リストロサウルスは、三畳紀前期の数百万年間繁栄し、
この時代の示準化石になっています。
ワニ類のえさになっていた、かわいそうなリストロサウルスです。

三畳紀後期は、サウロスクスというワニが生態系の頂点に君臨していました。
恐竜も登場していましたが、体はまだ小さくかなわなかったようです。
そんな中で、ティラノサウルスなど獣脚類の祖先ヘレラサウルスや、コエロフィシスが奮闘していました。

ファソラスクスは、リストロサウルスをえさにして繁栄したクロルタルシ類の爬虫類です。
しかし、環境の変化についていけず絶滅しました。
おしっこのしすぎとか、意表を突く説明パネルでしたが、(・∀・;)
三畳紀後期の乾燥した気候に体がついていかなかったのでしょう。
子どもたちは、このパネルの前で笑顔で喜んでいました。
私は、若いうちは気にもとめないけれど、歳を重ねていくと、
人間もいつか通る道なのだよ、と思いました。
地球環境において限りある水資源を、喧嘩せずに公平に利用することができるでしょうか。
限界が来る前に、これ以上の人口増加を止めなくてはと思います。

始祖鳥です。
シソチョウことアーケオプテリクスは、1860年にドイツのジュラ紀後期の地層から発見されました。
鳥と恐竜を結びつけるものとして、脚光を浴びますが、その後、
たくさんの羽毛を持つ恐竜が発見されてくると、シソチョウとは何ぞや?
という扱いになっていきます。
現在では、鳥類の祖先に近い生物であるものの、直接の祖先では無いと考えられています。






これまでにアーケオプテリクスの骨格の化石は12個発見されているそうです。
いずれもドイツのゾルンホーフェン近郊の石灰岩堆積物中から出土しています。
始祖鳥がどんな姿で滑空していたのか、興味がありますよ。
後日、続きを書きます。
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コメントありがとうございました。
地球上で生物は、仲良くも時には喧嘩しながらも共存共栄を続けてきたのですが、人間が誕生してからというもの、傍若無人な振る舞いをしているように
思えてなりません。
子どもや大人でも知らない人が興味を持つきっかけとしては、
とてもインパクトのある展示企画だと感じます。
絶滅した動物の側に立つと、ちょっとかわいそうですね。
色々と思いを馳せられる時間です。
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