わけあって絶滅しました展。 9 メガロドン
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エピキオンは、北アメリカ原産のボロファグス亜科のイヌ科の属です。
中新世初期のヘミングフォード時代から中新世後期のヘンフィリアンまで、
約1,500万年間存在していましたが、大型草食獣の数が少なくなり、
結果として絶滅しました。
せっかく大型化したのに、走るのが苦手になってしまった、というのは切ないです。
大きくなるのも考えものということでしょうか。
「ボーンクラッカードッグ」(骨を噛み砕く犬)という別名は怖いですね。(・∀・;)
それしか餌がなかったのでしょう。

シンテトケラスは新生代中新世後期の北アメリカ大陸に生息していた草食獣。
哺乳綱 - 鯨偶蹄目 - ラクダ亜目- プロトケラス科に属します。



エピガウルスは、漸新世から更新世にかけて生息し絶滅した草食性の齧歯類ミラガウルス科の属です。
属名としてはケラトガウルスが正しく、Epigaulus はシノニムです。
※シノニム(同義語:語源・語形が違っていて、同じ意味をもつ語。同義語。)
英名"Honed gopher"の通り、鼻から2本の大きな角を生やしていました。
巣穴を掘って生活していましたが、せっかくの角が邪魔だったという説があります。
なぜ角が退化するという方向へ進化しなかったのでしょう?

メガロドンは、史上最大のサメです。
約2300万年前から360万年前の前期中新世から鮮新世にかけて生息していました。
白亜紀初期にホオジロザメから分岐して絶滅したネズミザメ科に分類されています。
海水温が下がり、動きが鈍くなったこと。
えさとするクジラ類の進化により、うまく食べられなくなったことにより絶滅しました。
見かけは怖いですけれど、動きはのろまちゃんだったようです。

この大きさの比較画像をご覧下さい。
水の中で、人間はとてもかないませんね。
釣りあげるにしても、メガロドンですから … 。(・∀・;)
引き上げられたかどうか。

映画「ジョーズ」のモデルになったのも納得です。


ティラコスミルスは新生代中新世後期から鮮新世後期の
約700万年前~300万年前の南アメリカに生息した肉食有袋類です。
頭が悪くて絶滅、とありますが、うーん。
その表現はちょっとかわいそうかも。
ティラコスミルスは有袋類ですから、同時代を生きた
サーベルタイガー(剣歯虎)との生存競争に敗れたのだと思います。



化石はレプリカなのですが、特徴がよく分かりました。
牙で噛まれると大変です。
人類の祖先は、こんな動物と素手で戦っていたのですね。

今日も戦いの一日が始まりました。元気に気をつけておすごしください。
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コメントありがとうございました。
サーベルタイガー(スミロドンともいいます)は1万年前に絶滅しましたが、
人類の祖先と戦っていた痕跡が残っています。
同じ場所から骨が出土したからです。
私は子供の頃に図鑑を見て、再現図の様子におののきました。
素手と言うのは、語弊がありました。
ひげもじゃの人類が、こん棒らしきものを、牙をむいた動物に対して
振りかぶっていましたが、果たして通用したのか?
戦いに敗れて餌食になった祖先もいたことだと思います。( ノД`)…
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