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わけあって絶滅しました展。17

おはようございます。
神戸市西部は青空が広がっています。

絶滅したと思ったら生きのびた動物たち

絶滅したと思ったら生きのびていた動物たちを紹介します。

パレスチナイロワケガエル

パレスチナイロワケガエルは、イスラエルとシリアの国境にあったフーラ湖という湖に生息していました。
ところが、ヨルダン川から砂漠に水を引く灌漑工事のために住み家を奪われ、姿を消してしまいます。
1955年に絶滅したと考えられていましたが、2011年に何とか生きながらえているところを発見されました。

パレスチナイロワケガエル

バーバリライオン

バーバリライオンは、アフリカ北部のリビアからモロッコにかけて生息していたライオンです。
純血種のバーバリライオンはいなくなってしまいましたが、
混血種のライオンが現在、モロッコやフランスで飼育されています。

バーバリライオン

アホウドリ

アホウドリは、北太平洋に分布する鳥で、鳥島や尖閣諸島北小島、南小島で繁殖していました。
ところが、1902年8月7日から9日にかけて、伊豆鳥島大噴火と呼ばれる火山の噴火が起きました。
アホウドリの羽毛採集に従事していた全島民125人が死亡。
その後も鳥島では噴火や地震活動が相次ぎ、現在は無人島となっています。

アホウドリ

アホウドリと言う名前は、人を疑うことを知らず、すぐに捕まえられる鳥であることから人間が名付けました。
決してアホではありません。全長1メートル、翼を広げれば、2メートル40センチにも達する立派な鳥です。
現在、絶滅に瀕したアホウドリを救おうと、保護活動が継続中です。

アホウドリのデコイ

アホウドリのデコイ(実物大の模型)です。

特別展示

絶滅はしていませんが、数の少ない貴重な動物たちの紹介です。

ジャガー

ジャガーは南アメリカに生息していますが、その数を減らしています。

ジャガー

ジャガー

ジャガーです。王子動物園で2022年9月25日に撮影しました。

ジャガー

ゾウガメ

ゾウガメについて、展示はありませんでしたが、パネルでの説明がありました。
ロンサム・ジョージ
孤独なジョージの物語は切ないですね。

オウムガイ

オウムガイは、生きている化石のひとつです。
アンモナイトに雰囲気が似ていますが、子孫ではなく、共通の祖先を持つ別種です。
南太平洋からオーストラリア近海の水深100メートルから600メートルに生息しています。
それよりも深いところでは、水圧に負けてしまい殻が壊れてしまうため、住めません。
寿命は十数年から二十年生きるといわれています。

オウムガイ

オウムガイ

今週も頑張っていきましょう。良い一日をお送りください。
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[Tag] * ジャガー
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Comments







非公開コメント
No Subject
色々な動物が絶滅していますよね。
その全部を知る事も出来ませんが
今この辺で見る事が出来るものの仲間のひとつに
”グアダルーペカラカラ”と言う鳥がいます。
その鳥の場合数が少なくなっていると言う事が
分かった時に人による執拗な「捕獲」が始まって
とうとう居なくなってしまったと言う歴史があります。
佐渡の朱鷺も数少なくなったと気付いた時には
色々したものの間に合いませんでした。
そうなる前に守ってあげたいものですね。
2022-09-26-09:11 かぐや姫
[ 返信 ]
No Subject
アホウドリって そんなに大きいんですね
カモメくらいのサイズだと思ってました。

ジャガーは 動物園に普通にいるイメージだったんですが 数が減ってきてるんですね ><

カエルも アホウドリも やはり 人間が絡んでるんですね・・・・

今週も頑張っていきましょう

  駐在おやじ
2022-09-26-13:07 駐在おやじ
[ 返信 ]
No Subject
絶滅はしていませんが、数の少ない貴重な動物、人間が悔い改めれば、命を繋いでいける種が殆どでしょう。
どうぞ、これ以上、絶滅の危機にさらさぬよう、
人間が行動せねば・・・。
2022-09-26-15:21 ほんなあほな。
[ 返信 ]
No Subject
かぐや姫さんへ

コメントありがとうございました。
人間の手によって絶滅した動物は多いですね。
グアダルーペカラカラのことを調べて読んでみました。
ハヤブサの一種でカリフォルニア沖の小さな島の固有種だったのに、
博物館、鳥類学者、収集家によって撃ち落されとどめをさされましたね。
残念でなりません。
兵庫県のコウノトリはかろうじて繁殖に成功、
300羽にまで数を増やしていますが、まれな例です。
トキにも頑張ってもらいたいですね。
けれど、生息していく環境がなければ自然界では生きていけません。
開発との兼ね合いが何とも難しいものです。
人間は十分に栄えたと思います。
地球上でこれ以上威張ってどうするんだ?と感じます。
少し思いやりの心を持ってほしいと望みます。
2022-09-26-21:19 らいとNGC7000
[ 返信 * 編集 ]
No Subject
駐在おやじさんへ

コメントありがとうございました。
アホウドリは巨大な海鳥です。
人間を疑わなかったばかりにアホ呼ばわりされ、絶滅の危機に瀕しています。
動物園では動物が普通にいる、ということが難しくなってきています。
寿命を迎えたり繁殖がうまくいかないことがその理由です。
人類の繫栄と他の動物との関係について、色々と考えさせられます。
せめて生息していける環境を守っていってあげてほしいです。
2022-09-26-21:24 らいとNGC7000
[ 返信 * 編集 ]
No Subject
ほんなあほな。さんへ

コメントありがとうございました。
おっしゃる通りだと思います。
人間の活動によって動植物のいなくなるペースが速まっています。
密漁や盗掘を防ぐこと、生息していける環境を守ること、
できることはたくさんあると思います。
お金にならないと企業は協力もしませんから。
どう理解を得られるか、そこも問題だと思います。
2022-09-26-21:30 らいとNGC7000
[ 返信 * 編集 ]
らいとNGC7000 さん♪
こんばんは!

本当に名前も聞いたことのない生きものが地球上から消えていったのですね。
そんな中、生き延びていた生きものたちがいたなんて。
運良く皇帝に献上されていたバーバリーライオンも。
孤独なジョージはじめパレスチナイロワケガエル等、いろいろな形で生き延びてきたことにホロリとしてしまいました。
ジャガーは密猟が心配ですね。アホウドリも警戒心がないのは生まれ持ったもので、仕方がないのかな。
調査や研究の仕事に就いているかたや学者さんの功績は大きいと思います。
2022-09-26-23:59 Rei*
[ 返信 ]
らいとNGC7000
No Subject
Reiさんへ

コメントありがとうございました。

地球上にはまだ名前のついていない生物や
知られていないものもたくさんあるかもしれません。
けれど、見つかった途端に標本にされたりと、
数を減らしていきますから、見つからないままの方がいいような気もします。

人間の行いは、そろそろ転換期を迎えてもよいのではないでしょうか。
十分、繁栄しましたので他の動植物を大事に、
思いやりを持って生活していくことが大切だと思うのです。
一人一人が身近な生き物にどう接するかで、
未来が変わっていくのだと思います。
2022-09-27-08:53 らいとNGC7000
[ 返信 * 編集 ]