すばる望遠鏡 暗黒物質に挑む
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8月8日のクイズと数独です。

米ハワイ島のマウナケア山頂の「すばる望遠鏡」の観測装置が新しくなり、
星の分光観測から宇宙にある暗黒物質(ダークマター)の分布を調べていくそうです。
分析には少々時間がかかるかもしれませんが、謎が解き明かされていくのは楽しみです。


国立天文台ハワイ観測所すばる望遠鏡
https://subarutelescope.org/jp/

暗黒物質の固まり、暗黒星雲について話します。
アメリカの天文学者エドワード・エマーソン・バーナードによって数多くの暗黒星雲が
観測され、カタログ化されました。バーナード〇〇番という呼び名になっています。

へびつかい座 パイプ星雲(B72、B77、B78、B59)
夏の星座、さそり座の一等星アンタレスの東の空には、暗黒星雲が広がっています。
私たちの太陽の属する天の川銀河の中心部の星々を背景に、まるで影絵のように
見えているのが暗黒星雲です。大きな質量を持っていますが、暗黒星雲そのものは
光を覆いつくしているので見えないのです。

南十字星 コールサック(石炭袋) チリ ビジャリカ山
Tomáš Slovinskýさん撮影
石炭袋と呼ばれている暗黒星雲は、最も有名なもののひとつです。
美しい姿を拝むには、沖縄よりもはるか南、南半球へ行かないと見られません。

2023年、今年のペルセウス座流星群の予測ですが、例年よりも一日遅れ、
8月13日の深夜から14日の明け方にかけて、一番多く流星が見られる予想がされています。
https://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/12832_ph230813
月明りも気にならないと、条件は良いので、後は天気次第です。
ペルセウス座流星群は広範囲にわたって流れ星が飛ぶので、
カシオペア座からペガサスの四辺形まで、見渡せるような開けた空で見るとよいと思います。
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