fc2ブログ

野生動物の保全と管理の最前線 1

こんばんは。沖縄で地震が起きたばかりなのに、チリでの大地震。あまりのことに呆然としてしまいました。
先日、毎日は心配しなくても大丈夫、と書いたばかりなのに。
津波の心配があるときは、興味本位等では絶対に海に行ってはいけないです。と私は思います。

2月28日は、兵庫県民会館へ行きました。数日前にシンポジウム開催のことを知り、
行ってみたいなと思いました。
森林動物研究センターシンポジウム 「野生動物の保全と管理の最前線」です。
もしも定員オーバーだったならば、どうしようかと思いながら、神戸市営地下鉄の県庁前駅にて下車。
兵庫県民会館
歩いて数分。県民会館は、すぐ近くにあります。

非常出口
まず確認することは、非常出口です。(`´)
とはいっても、会場は9Fでした。(汗)
淡路島牛乳
受付にて事情を話したところ、定員までまだ余裕があります。大丈夫ですよ。(^-^)とのこと。
ほっとしたところで、1Fへ。淡路島牛乳の自動販売機がありました。

はく製を撮影しても良いとの許可を頂きました。
この日、頂いた資料より、兵庫県内に生息する動物について記します。
ニホンジカ
ニホンジカ
分布:本州、四国、九州、屋久島、慶良間諸島
大きさ:頭胴長130~160cm
体重♂60~90kg ♀40~60kg
生活環境:平地から森林に棲む。昼間は林内で活動し、
個体によっては夜になると採食のために草地や伐採地、時には農耕地に出る。
食性:春から夏にかけて草や木の葉、秋は木の葉やドングリなどの堅果類、
冬は栄養価の低い木の枝や皮を採食している。ミカンやサツマイモ、イネなどの農作物を食べることもある。
繁殖:出産は5~6月。1産1子。出生時の体重は約3kg。交尾期は10~11月。

アライグマ
アライグマ
分布:北海道、本州、四国、九州
大きさ:頭胴長40~70cm 体重4~10kg
生活環境:集落に近い雑木林から山地に棲む。夜行性で樹洞や空き家の天井裏、納屋などに棲む。
食性:夜行性で、カエル、昆虫、果実などを食べる。人家周辺ではゴミや残飯なども食べる。
ジャガイモやイチゴ、スイカなどの農作物の被害も深刻である。
繁殖:出産は4~5月。1産3~7子。交尾期は秋。
手の指は長く爪が鋭く、器用に物をつかむことができる。

アナグマ
アナグマ
分布:北海道、本州、四国
大きさ:頭胴長40~60cm 体重4~10kg
生活環境:集落に近い雑木林から山地のササやぶや林に棲む。
土手や丘陵地の斜面などに長い穴を掘って数頭で生活する。
食性:夜行性で、ミミズなどの土壌動物、昆虫、野ネズミ、カエル、果実などを食べる。
人家周辺ではゴミや残飯なども食べる。
繁殖:交尾期は4~6月だが、受精卵の着床が遅れるため出産は翌年の3~5月となり、
冬ごもりの間に巣穴の中で2~4子出産する。太くて短い足に鋭い爪は穴を掘るのに適している。

イノシシ
イノシシ
分布:本州、四国、九州
大きさ:頭胴長130~160cm 体重40~100kg
生活環境:平地から山地の広葉樹林に棲む。昼間は林内で休息し、
夜になると採食のために草地や水田、農耕地に出る。
食性:雑食性でキノコ、タケノコ、ヤマイモ、クリ、どんぐり、木の根などの植物質のものから、
ミミズ、カニ、カエル、ヘビなどの動物質のものまで幅広く採食する。
また、イネやサツマイモなどの農作物も食べる。
繁殖:出産は5~6月。1産5~6子。交尾期は11~1月。出世時の体重は約500g。

ツキノワグマ
ツキノワグマ
分布:本州、四国
大きさ:頭胴長110~160cm 体重40~120kg
生活環境:山地の広葉樹林を中心に生息する。樹上や茂み、岩の下などで寝る。
食性:カキ・クリなどの果実、葉・芽・タケノコなどの植物質から、ハチ、アリなどの動物質まで食べる。
動物の死体を食べることもある。
繁殖:交尾期は6~7月だが、受精卵の着床が遅れるため出産は翌年の1~月となる。
冬ごもりの間に巣穴の中で1~2子出産する。

ヌートリア
ヌートリア
分布:本州
大きさ:頭胴長50~60cm 体重5~9kg
生活環境:河川やため池、水田、その周辺の雑木林に棲む。土手や畦(あぜ)の斜面に穴を掘って巣穴にする。
食性:昼行性で、水草や草、貝などを食べる。イネや野菜など農作物も食べる。
繁殖:決まった出産時期は無く、年に2~3度出産。1産4~6頭。
在来の哺乳類で水辺に適応した草食の動物は生息していないため、急速に分布域を広げている。

タヌキ
タヌキ
食肉目 イヌ科 体重4~8kg 
目の周りは黒く、アライグマと間違いやすいですが、
全体的に茶色味が強いことと、尾に模様がないことで区別できます。

ハクビシン
ハクビシン
分布:本州、四国、九州
大きさ:頭胴長40~60cm 体重3~5kg
生活環境:平地から山地の森林に棲む。樹洞や岩の割れ目などに棲む。
食性:木登りが得意で、果実などを好んで食べる。また、野ネズミ、小型鳥類、昆虫、などの動物性のものも食べる。
繁殖:出産は8~11月。1産1~4子。交尾期は6~9月。
兵庫県における生息情報は現在のところきわめて少ない。
生息している他府県では、果樹の被害が報告されている。

兵庫県森林動物センターの公式サイトです。
http://www.wmi-hyogo.jp/
県民の皆さんに向けて新しい情報を発信していきます、とのことです。
専門のセンターがある県は珍しいそうです。ですから、兵庫県民以外の方がみても役に立つと思います。
農家の人が被害を被っています。野生動物と共存するにはどうしていったらいいのか。
シンポジウムがどんな感じだったか、内容について、後日、記事に書く予定でいます。
関連記事
Last Modified :

人気ブログランキングへ
FC2ブログランキング
FC2ブログランキングへ

Comments







非公開コメント
おはようございます
昨日はありがとうございました

野生の動物が住宅街に出没してニュースになることがあります
山のふもとならわからなくもありませんが
けっこう離れたところだったりするとびっくりです
アタシの住む街はいのししが最近話題になりました
共存・・・どうしたらいいんでしょう?
楽しみにお待ちしています

2010-03-01-09:28 ひまあゆ
[ 返信 * 編集 ]
ひまあゆさんへ

コメントありがとうございます。考えれば考えるほど難しいですよ。人間の経済活動を停滞することなく、野生動物との共存を目指すには。うーん。こうするとうまくいくという方法がわからないでいます。絶滅してからではもう戻ってきません。かといって増えすぎるとひどいことになります。神戸ではイノシシがよく出現します。他人事ではありません。
2010-03-01-21:58 らいとNGC7000
[ 返信 * 編集 ]
こんばんは、コメントありがとうございます。
動物のはくせいを見て思い出しましたが、私の住む無料の小さな動物園の一角にライオンのはくせいがありました。メスですがかなり迫力ありましたね。あと近くの用水で発見された「オオサンショウウオ」が死んではくせいになっていました。
2010-03-01-22:57 青年Y
[ 返信 ]
青年Yさんへ

コメントありがとうございます。お久しぶりです。はくせいを目の前で見ると、迫力もありますし、おぉーっ、と感じますね。ライオンはちょっと。(・∀・;)大きいでしょうね。^^オオサンショウウオはまだですが一度見てみたいです。
2010-03-01-23:15 らいとNGC7000
[ 返信 * 編集 ]