北海道人の道民性について
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北海道人について書かれていることを紹介したいと思います。
北海道人 ● ときに眉をひそめたくなる「いいんでないかい」精神
●「アバウト」さが、信用を落とす結果に?!
ついに「偽」という情けない一文字が、その年を代表する漢字に選ばれた2007年。
「ミートホープ」「白い恋人」と、食品偽装騒動の舞台のひとつとなったのは、北海道だった。
その北海道には、雪印事件という、まだ記憶に新しい“前科”もある。
なぜ、北海道でこのような不祥事が起きてしまったのか?
もちろん、北海道では酪農がさかんで、食品を扱う企業が多いという背景はある。
ただ、それとともに、北海道独特の道民気質を見逃すことはできないという見方もある。
北海道民の性格は、よくいえば、おおらか。細かいことにこだわらず、
何事も「いいんでないかい」と言い合ってすませてしまうことが多い。
そもそも、北海道に本格的な入植がはじまったのは、明治維新後のことであり、厳しい自然環境のなか、
北の大地を開拓するには、どこの誰とでも、力を合わせて協力し合わなければならなかった。
古い因習や、家と家とのやっかいなしがらみもない。
その開拓の歴史と北の大地の雄大さが、現在の道産子のおおらかさ、
「いいんでないかい」精神を育んだのだろう。
しかし、現代では、それが裏目に出て、食品偽装も「これくらいで、いいんでないかい」
と歯止めが効かなくなってしまったのでは、という見方もあるのだ。
●「女性からのプロポーズ」も当たり前…
その北海道に行って、まず感じるのは、とにかく女性がパワフルなことである。
開拓時代から、北海道の女性は、男性と力を合わせて、過酷な労働に従事してきた。
その歴史が、北海道人の生活習慣やものの考え方に、男女平等の精神、
あるいは“カカア天下”の下地をつくったといえる。
実際、北海道を旅行すると、居酒屋でタバコをプカプカふかし、ビールを豪快にあおる女性たちの姿を
よく目にするが、データ上も、北海道は全国一タバコを吸う女性の多い土地柄だ。
2003年(平成15)度の調査によると、喫煙率の第2位は大阪府(11%)、
3位は東京都(9.6%)、4位は神奈川県(8.8%)と、軒並み大都市が占めているのに、
北海道の女性はそれよりも多く、12.1%の女性が喫煙者である。
もっとも、こういう結果がでるのも、「女のくせにタバコなんか吸って」「酒など飲んで」
といった偏見を持たない北海道男性のおおらかさがあってこそだろう。
そんな男性たちの性格は、やさしくロマンチストで、どちらかといえば物静か。
悪くいえば優柔不断だから、恋愛も結婚も、女性がリードすることが多くなる。
また、ふたりがめでたくゴールインした場合の結婚式も、他県とはかなり雰囲気が異なる。
多くの地方では、結婚披露宴を催すさい、家族や親族が「どうぞふたりを祝ってやってください」
と招待状を出し、招かれたほうはご祝儀をたずさえて列席する。
ところが、北海道では、ご祝儀制ではなく、会費制。
友人や上司が幹事となり、わいわいにぎやかに「結婚パーティー」を催すのである。
会費制だから、呼ぶほうも呼ばれるほうも気楽なもので、よく知らないという人にも招待状が届いたり、
100人、200人規模のパーティーになることも珍しくない。
実は、この会費制結婚パーティーも、開拓時代の名残である。
当時、経済的に厳しい状態のなか、ぜいたくな結婚式の費用など捻出できるはずもない。
そこで、知人や近所の人がお金を出し合って、若いふたりの門出を祝ったのだ。
そのころの結婚スタイルが、いまでも道産子のあいだでしっかり受け継がれているのである。

写真は布引ハーブ園内の様子です。本文とは関係がありません。
●ダンナを“見切る”のも早いって?
ところが、北海道人は、結婚しても「相性が合わないな」と思えば、さっさと離婚してしまう。
女性は、家庭をもつと、仕事をやめて専業主婦になる人が多いのだが、
自分の思い描いた結婚生活でなかった場合、見切りをつけるのもやたらと早いのである。
総務省の調査によると、離婚の多い都道府県第1位は沖縄県で、それに続くのは北海道なのだ。
なぜ、北海道人は気軽に離婚するのだろうか。
それには、まず住居の安さが関係しているのだろう。土地の広い北海道は、家賃も日本一安い。
出ていっても住むところもないから……とウジウジ悩む必要がないのだ。
また、親との同居結婚が少ないことや、都市部以外では、住居と住居が離れているから、
「ご近所の手前」という体裁を気にする必要もあまりない。
この日本人離れした開放性が道産子の特徴といえそうだが、おおらかで自由なのも行き過ぎると
ただのアバウトになってしまう。
たとえばいま、日本の大都市の多くがゴミ問題に悩まされているが、
北海道人の環境に対する意識の低さが疑われる次のようなデータも報告されている。
環境省の調査によると、北海道は、1人あたりのゴミ排出量が全国でトップクラスであるだけでなく、
リサイクル率も低いのだ。
自然が多く残っているので、環境に頓着せずにいられるのかもしれないが、
ゴミなんか気にしなくても「いいんじゃないかい」という考え方は、北海道人の品格にかかわる大問題といえる。
このままの状態が続くと、貴重な自然遺産が失われることになりかねない。
(県民の品格 博学こだわり倶楽部〔編〕河出書房新社 より)
…… (・∀・;) 非常に、やばい記述ですね。(滝汗)
私のブログに訪問して下さる方のなかで、北海道の方たちは今月1割を占めています。
先月は、兵庫・大阪・東京・その次が北海道です。5位が茨城県なんですけどね。(・∀・;)
都道府県の訪問者数の順位は、毎月変動しています。
北海道はオーストラリアからのスキー観光客で有名になりましたし、最近では中国の人にも人気だそうです。
個人的にも昔の友達が何人か住んでいます。
著者は厳しい言葉で、警笛を鳴らしているのだと思いました。
FC2ブログの調子が思わしくないために、写真のアップがしにくい状況です。
布引のハーブ園は後日、書くつもりでいます。
北海道人 ● ときに眉をひそめたくなる「いいんでないかい」精神
●「アバウト」さが、信用を落とす結果に?!
ついに「偽」という情けない一文字が、その年を代表する漢字に選ばれた2007年。
「ミートホープ」「白い恋人」と、食品偽装騒動の舞台のひとつとなったのは、北海道だった。
その北海道には、雪印事件という、まだ記憶に新しい“前科”もある。
なぜ、北海道でこのような不祥事が起きてしまったのか?
もちろん、北海道では酪農がさかんで、食品を扱う企業が多いという背景はある。
ただ、それとともに、北海道独特の道民気質を見逃すことはできないという見方もある。
北海道民の性格は、よくいえば、おおらか。細かいことにこだわらず、
何事も「いいんでないかい」と言い合ってすませてしまうことが多い。
そもそも、北海道に本格的な入植がはじまったのは、明治維新後のことであり、厳しい自然環境のなか、
北の大地を開拓するには、どこの誰とでも、力を合わせて協力し合わなければならなかった。
古い因習や、家と家とのやっかいなしがらみもない。
その開拓の歴史と北の大地の雄大さが、現在の道産子のおおらかさ、
「いいんでないかい」精神を育んだのだろう。
しかし、現代では、それが裏目に出て、食品偽装も「これくらいで、いいんでないかい」
と歯止めが効かなくなってしまったのでは、という見方もあるのだ。
●「女性からのプロポーズ」も当たり前…
その北海道に行って、まず感じるのは、とにかく女性がパワフルなことである。
開拓時代から、北海道の女性は、男性と力を合わせて、過酷な労働に従事してきた。
その歴史が、北海道人の生活習慣やものの考え方に、男女平等の精神、
あるいは“カカア天下”の下地をつくったといえる。
実際、北海道を旅行すると、居酒屋でタバコをプカプカふかし、ビールを豪快にあおる女性たちの姿を
よく目にするが、データ上も、北海道は全国一タバコを吸う女性の多い土地柄だ。
2003年(平成15)度の調査によると、喫煙率の第2位は大阪府(11%)、
3位は東京都(9.6%)、4位は神奈川県(8.8%)と、軒並み大都市が占めているのに、
北海道の女性はそれよりも多く、12.1%の女性が喫煙者である。
女性喫煙率ランキング
1位 北海道 12.1%
2位 大阪府 11.0%
3位 東京都 9.6%
4位 神奈川県 8.8%
5位 埼玉県 7.7%
………
44位 愛媛県 2.7%
45位 島根県 2.5%
46位 鳥取県 2.4%
47位 鹿児島県 2.1%
もっとも、こういう結果がでるのも、「女のくせにタバコなんか吸って」「酒など飲んで」
といった偏見を持たない北海道男性のおおらかさがあってこそだろう。
そんな男性たちの性格は、やさしくロマンチストで、どちらかといえば物静か。
悪くいえば優柔不断だから、恋愛も結婚も、女性がリードすることが多くなる。
また、ふたりがめでたくゴールインした場合の結婚式も、他県とはかなり雰囲気が異なる。
多くの地方では、結婚披露宴を催すさい、家族や親族が「どうぞふたりを祝ってやってください」
と招待状を出し、招かれたほうはご祝儀をたずさえて列席する。
ところが、北海道では、ご祝儀制ではなく、会費制。
友人や上司が幹事となり、わいわいにぎやかに「結婚パーティー」を催すのである。
会費制だから、呼ぶほうも呼ばれるほうも気楽なもので、よく知らないという人にも招待状が届いたり、
100人、200人規模のパーティーになることも珍しくない。
実は、この会費制結婚パーティーも、開拓時代の名残である。
当時、経済的に厳しい状態のなか、ぜいたくな結婚式の費用など捻出できるはずもない。
そこで、知人や近所の人がお金を出し合って、若いふたりの門出を祝ったのだ。
そのころの結婚スタイルが、いまでも道産子のあいだでしっかり受け継がれているのである。

写真は布引ハーブ園内の様子です。本文とは関係がありません。
●ダンナを“見切る”のも早いって?
ところが、北海道人は、結婚しても「相性が合わないな」と思えば、さっさと離婚してしまう。
女性は、家庭をもつと、仕事をやめて専業主婦になる人が多いのだが、
自分の思い描いた結婚生活でなかった場合、見切りをつけるのもやたらと早いのである。
総務省の調査によると、離婚の多い都道府県第1位は沖縄県で、それに続くのは北海道なのだ。
なぜ、北海道人は気軽に離婚するのだろうか。
それには、まず住居の安さが関係しているのだろう。土地の広い北海道は、家賃も日本一安い。
出ていっても住むところもないから……とウジウジ悩む必要がないのだ。
また、親との同居結婚が少ないことや、都市部以外では、住居と住居が離れているから、
「ご近所の手前」という体裁を気にする必要もあまりない。
この日本人離れした開放性が道産子の特徴といえそうだが、おおらかで自由なのも行き過ぎると
ただのアバウトになってしまう。
たとえばいま、日本の大都市の多くがゴミ問題に悩まされているが、
北海道人の環境に対する意識の低さが疑われる次のようなデータも報告されている。
環境省の調査によると、北海道は、1人あたりのゴミ排出量が全国でトップクラスであるだけでなく、
リサイクル率も低いのだ。
自然が多く残っているので、環境に頓着せずにいられるのかもしれないが、
ゴミなんか気にしなくても「いいんじゃないかい」という考え方は、北海道人の品格にかかわる大問題といえる。
このままの状態が続くと、貴重な自然遺産が失われることになりかねない。
(県民の品格 博学こだわり倶楽部〔編〕河出書房新社 より)
…… (・∀・;) 非常に、やばい記述ですね。(滝汗)
私のブログに訪問して下さる方のなかで、北海道の方たちは今月1割を占めています。
先月は、兵庫・大阪・東京・その次が北海道です。5位が茨城県なんですけどね。(・∀・;)
都道府県の訪問者数の順位は、毎月変動しています。
北海道はオーストラリアからのスキー観光客で有名になりましたし、最近では中国の人にも人気だそうです。
個人的にも昔の友達が何人か住んでいます。
著者は厳しい言葉で、警笛を鳴らしているのだと思いました。
FC2ブログの調子が思わしくないために、写真のアップがしにくい状況です。
布引のハーブ園は後日、書くつもりでいます。
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2016/07/11 22:06 Coffee, Cigarettes & Music